wowakaのはなし
こんにちは。ねこかみです。
お久しぶりです。なんと3か月ちょっとぶりです。
率直に、今日はwowakaさんの話をします。
先に断っておきますが乱文です。めちゃ読みにくくなると思います。
wowakaさんを知ったのは、まだ現実逃避Pとして活動していた2011年、私が高校1年生の頃でした。(ボカロPとしての区切りになるアンハッピーリフレインが2011年5月だからちょっと怪しい...)
ニコニコ動画にどっぷりで、いろんなボカロ曲を聴き漁っていた時期でした。
そんななかで最初に「ワールズエンド・ダンスホール」を聞いたとき、他のボカロ曲にはないタイトな音とかフレーズがすごく衝撃的で、即ファンになりました。
続けざまに聞いたアンハッピーリフレインにも完全KOされたりして。
この2曲が特に本当に好きで、当時ヘビロテしてました。
高校のときはこれくらいで、そのあと私は時雨を知って、ずっと時雨を聞いていました。
現実逃避Pもいったん活動休止(?)で、曲の投稿がアンハッピーリフレインでストップしてたし、風の噂ではもう社会人になって音楽とすっぱり縁を切ったみたいなことが掲示板に書かれたりしていました。 (実際にはひとりアトリエ結成とかシノダ加入でヒトリエ結成とかでバリバリ動いてた)
ときは進んで2016年冬、大学に進学、2回生の時期です。
軽音楽部に入りいろいろとコピバンをやっていたとき、ふとした機会にヒトリエのコピバンに誘われました。どうやら現実逃避Pがバンドを始めたらしいということで、コピーする曲を聞いてみることに。
正直「ボカロPがバンドをする」っていう流れ、最近ではよくある流れですけど、当時としてはまあ異質。現実逃避P時代の曲が好きだった分、「どんなもんか」っていう気持ちで聞いてみたら
ヒトリエ『モンタージュガール』MV / HITORIE - Montage Girl
そこにはwowaka(現実逃避P)がいました。
ボカロ時代と変わらない独特の世界観とか、タイトなフレージングをそのままバンドに持ってきたような感じ。
これまた一気にファンになりました。
なんていうかMVを見た瞬間に「この人があの現実逃避Pか...」ってなった記憶があります。正直「案外ちっこいな~」とか思いました。
そこからほんとにどっぷりで、即CD買いに行ったり、どうやらライブのブルーレイがあると知るやタワレコに直行したり。組んでたコピバンも2年くらい続いたりして。
ヒトリエ『るらるら』MV / HITORIE - Rula Rula
ヒトリエ『アンチテーゼ・ジャンクガール』MV / HITORIE - Antithesis JunkGirl
ヒトリエ『インパーフェクション』 MV / HITORIE – Imperfection
ヒトリエ『5カウントハロー』 MV / HITORIE - Five-Count Hello
ヒトリエ 『ワンミーツハー』MV / HITORIE – one-Me two-Hearts
特にこの辺はほんとに好きで死ぬほど聞きました。
でも恐らく一番好きで一番聞いたのは「輪郭」です。(MVとかないのでspotifyで...)
一番縁があったのは「センスレス・ワンダー」。
死ぬほどイントロのリフ弾いた。
ヒトリエ『センスレス・ワンダー』MV / HITORIE - Senseless Wonder
コピーを通して一番リズム感と運指を鍛えさせられたバンドだと思います。
(追悼会でシノダが「忙しい曲ばっか作りやがって...」って言ってたのに滅茶苦茶共感した)
ライブ初参加はIKIのアルバムツアーでした。(2017年の4月?だった気がする)
最初で最後の参加になってしまいました。
生で見るwowakaはやっぱり小さくて雰囲気が独特で、ギターもボーカルもめちゃうまでした。メンバーのバランスもよくて、ほんとにいいバンドだなぁってしみじみ思ってました。
んで、そっからたまにヒトリエの弾いてみたとかニコニコ動画に上げるようになって(リンクは割愛)、ヒトリエのファンの人がフォローしてくれて、そこで交流が生まれたりだとか。
たまにやってるwowakaのインスタライブ見に行ったりとか、シノダのやってる(「やってる!」)同人バンドの曲を聴いたりとかしてました。
新譜の情報が出たらチェックしたり。
「アンノウン・マザーグース」はほんとにびっくりしました。
「ニコニコを飛び出した現実逃避Pがバンドメンバーといろんな経験をしてニコニコに戻ってきた」って雰囲気で。
確か軽音の合宿中に投稿されたんですけど、その場で聞いて「やべええええええ!!」ってなってました。とにかくやばい(小並感)。
それからちょっとしてai/SOlate。
正直ai/SOlateは実験的な曲が多くてあんま聞かなかったけど「絶対的」はアホほど聞きました。投稿された瞬間に電車の中で聞いてバチバチにテンション上がった。
ヒトリエ 『絶対的』 / HITORIE – absolute
1年後。
2018年11月
新曲「ポラリス」発表。
聞いた瞬間に新しいヒトリエの幕開けを感じました。
ヒトリエ 『ポラリス』 / HITORIE – Polaris
wowakaの世界観に新しい風が入って、機械的だった部分にいい感じに熱が入ってて。
「これはヒトリエ、くるな!」ってとてつもなく期待が高まってました。もちろんこれまでもすごかったけど、まだまだ上に行く勢いを感じました。
からの「コヨーテエンゴースト」
ヒトリエ 『コヨーテエンゴースト』"HOWLS" Teaser Movie / HITORIE - Coyote and Ghost
聞いたときの自分から出た第一声が「あかん!!!!!」でした。
かっこよすぎる。成長しすぎてる。可能性の獣。
ヒトリエ 『SLEEPWALK』 / HITORIE - SLEEPWALK
他の曲もこれまでの雰囲気を含みつつも新しい面を持ってて、今回のアルバム「HOWLS」でどこかすごく遠くへ行くんじゃないかって気がしてました。
アルバムツアーも丁度私が京都に引っ越すタイミングで京都磔磔で追加公演するって情報も出て、「行かない手はない!!」と思いつつも、当日券あれが参加しようかなって感じでした。
また多分ツアーするだろうな~と考えていました。
2019年4月5日
wowaka、急性心不全で逝去。
正直、本当に信じられなかった。
「いや、ほんとは生きてるんじゃね?」とか言ってないと、もうヒトリエを聞けない気がしたりして。
メンバーのメッセージを読んで「ほんとにいなくなったのかな」って思ったり。
ただただ悲しくて、とりあえずヒトリエの曲を全部最初から聞いたり。
なぜか無限にフユノ聞いたり。
なんとなく死んだのか死んでないのか、どこかにいるのかが自分の中で曖昧なまま4月と5月は過ぎ去って。
それで6月1日。wowaka追悼会。
京都のチケット事前に買っとけば東京まで行って参加してたけど、当日券狙いだったからニコニコで見ることに。
とりあえず自分の目で今の状況に向き合いたいと思いました。
18時開演。
シノダがwowakaのテレキャスターを掲げていつもwowakaのいたセンターの位置に。
誰もいないセンターにはwowakaの使っていたマッチレスもセットされてるし、エフェクターボードもwowakaのっぽいし、丁寧にボード外にボリュームペダルまで設置されてた。
シノダがテレキャスターにシールドを刺して、スタンドに立てかけていつもの上手の位置に。
センターにwowakaが来たらいつものヒトリエって状態。
でもそのままシノダがジャズマスターを鳴らしてライブが始まった。
今にも泣きそうって状態のシノダが「リーダーもここに立ちたかったと思う」って言ってるのを聞いて、そこで初めてwowakaが死んだことを実感して泣いた。
シノダの「ヒトリエです。よろしくどうぞ。」でヒトリエのライブが始まった。
内容は実際に見て欲しい。(このタイミングだけでもプレ垢になるべき)
https://live.nicovideo.jp/gate/lv319740069
今まで見た中で一番すごい3人組だった。
メンバーの本人たちが一番つらいだろうけど、それでもwowakaの死と向き合って、それで前に進もうとしてる姿が本当に強いなって感じた。
最後の曲まで終わって「気を付けて帰れよ!」でマジ号泣してしまった。
気を付けるのはどっちなんだか。
こういうのを見てもあんまり心動かない派なんですけど、今回のはいろいろ考えさせられました。
それら含めて、「音楽っていいな」って思ったり。
これからどれだけ忙しくなったり、つらくなっても音楽を続けようって思ったり。
本当につらくなったら青とポラリス聞きます。
とてつもない乱文だし、自分で読んでても意味わからないこと書いてるけどなんとかして文字に起こして残しておきたかったから書いてみました。
最後に、
wowakaさん本当にお疲れさまでした。
本当にありがとうございました。
天国でも辛いもの食べて好きな曲を作ってください。
では。